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ユーザーに新機能の活用を促す方法とは?

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SaaS を提供する企業においては、ユーザーのニーズに応えるために継続的に機能改善と新機能のリリースが行われます。ユーザーがその製品の進化についていけるようにするには、十分なサポートコンテンツを用意する必要があります。 本記事では、ユーザーに新機能の活用を促す方法について考察します。

新機能の活用を促す5つの方法

製品をアップデートしていく過程で、ユーザーを置いてけぼりにしてはいませんか? 新機能の活用を促す5つの方法を以下にまとめます。

1.事前に知らせる

新機能に対する理解を促すためにも、できるだけ早くユーザーに知らせましょう。メールやお知らせページ、SNS、Slackグループなどから適切なチャネルを活用します。「こんな新機能が近日公開されます」ということをいち早く伝えることで、ユーザーの興味をひき、新機能を知ってもらえる機会を増やします。

2.ログイン画面内で知らせる

新機能をリリースしたら、ユーザーが必ず見る画面上で知らせる方法を考えます。 例えば、管理画面内でポップアップ表示する、ウェブサイトの目につく場所にお知らせを表示するなどが考えられます。確実に知ってもらえる場所を探し、そこで新機能の概要を伝えましょう。

3.ヘルプセンター内に記事を作成する

新機能の仕様や使い方について、できるだけ画像や動画も含めて記事を作成します。視覚的にわかりやすい記事を作成することで、ユーザーと新機能との摩擦を減らすことができます。

4.ウェビナーを開催する

ユーザーが新機能に興味を持ってくれたとしても、実際にユーザー自身に手を動かしてもらうまでには大きなハードルがあります。そこで、実際にデモを見せ、使い方をレクチャーする機会としてウェビナーを開催します。
ウェビナーであれば、リアルタイムで質問に答えることができ、顧客の理解を促しやすくなります。ウェビナーを録画しておけば、録画データをヘルプセンター内の記事に活用することも可能です。

5.新機能の利用状況をチェックする

事前にお知らせをしたり、ウェビナーを開催しても、ユーザーが新機能を利用してくれないこともあります。仮に一回使ってくれたとしても、ちょっとした使いづらさをきっかけに利用をやめてしまうこともあるでしょう。
新機能の活用を促すには、継続的なフォローが必要不可欠です。新機能を利用しているユーザーアカウントを把握できるようにし、使い勝手についてヒアリングしてみましょう。ヒアリングをきっかけに利用上の課題が解決できるかもしれませんし、機能そのものの改善点が見つかるかもしれません。

おわりに

今回は、ユーザーに新機能の活用を促す5つの方法をまとめました。

SaaS を提供する企業では、頻繁に既存機能の改善や新機能のリリースが行われます。 カスタマーサポート/カスタマーサクセス担当者は、ユーザーに新機能を最大限活用してもらえるように率先してサポートコンテンツを拡充していきましょう。