皆さんは、「ウェビナー」という言葉をご存知ですか?本記事では、ウェビナーのメリット・デメリット、活用シーンについて解説します。
ウェビナーとは?
ウェビナー(Webinar)とは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語で、インターネット上で開催されるセミナーを意味します。ウェブセミナー、オンライセミナーとも呼ばれます。
ウェビナーのメリットとは?
1. より多くの人に情報を届けることができる
ネット環境さえあれば、どこからでも配信/参加可能です。そのため、主催者は全国あるいは世界の人々へ情報を届けることも容易になります。参加者も、“開催会場が遠い”といった理由でセミナーへの参加を諦めずに済むでしょう。
2. コストが減る
実際に会場を借りてセミナーを開催する場合、会場のレンタル費用のみならず、設営の手間がかかります。しかし、ウェブ上でセミナーを開催する場合は、自社の会議室から配信したとしても問題はなく、大掛かりな準備も必要ありません。ウェブ上でセミナーを開催することで、開催に必要な費用や手間は大幅に削減されるでしょう。
3. 録画ファイルを生成、活用しやすい
ウェビナーツールの多くには録画機能が搭載されています。そのため、一度開催したウェビナーを動画コンテンツとして再利用しやすい側面があります。ウェビナー動画を Youtube や自社サイト内で閲覧可能にすることで、見込み顧客の獲得に繋がったり、既存顧客の製品理解が促されることもあるでしょう。
ウェビナーのデメリットとは?
1. 配信が停止するリスクがある
配信システムやカメラ機材、インターネット接続の不具合によって配信が完全に停止してしまうリスクがあります。ウェブ上でセミナーを開催する場合、トラブル発生時にその状況を参加者に伝えづらいというデメリットがあるかもしれません。
2. 途中退席されやすい
気軽にどこからでも参加してもらえるのがウェビナーのメリットである一方、途中で退席されやすいのがデメリットといえます。移動時間や移動費用をかけて会場に足を運んだ訳ではないため、参加者のセミナーに対する集中度や関心度が低いこともあるでしょう。
事前に十分な配信テストを実施したり、トラブル発生時の参加者への一斉連絡方法を確立することで、デメリットを解消できるでしょう。また、ウェビナー中に参加者に質問を投げかけたり、双方向のコミュニケーションを実施することで、最後まで集中度の高い状態でウェビナーに参加してもらうこともできるのではないでしょうか。
ウェビナーの活用シーンは?
ウェビナーを活用できるシーンは様々です。
- 既存顧客向けに製品の活用方法をレクチャーする。
- 新規顧客向けにサービス概要を紹介する。
- 社内向けにセキュリティ教育を実施する。
- 採用説明会を開催する。
- 地方自治体が移住関連の情報を発信する。
ウェビナーは、場所を問わず、開催/参加できます。そのため、「会場へのアクセスが難しい」「一度に集まることが難しい」といった場合に役立つ情報伝達手段です。遠方の学生向けに採用説明会を開催したり、支店を複数持つ企業が一度に社内向け教育を実施することもできます。ウェビナー中は、チャットを通して双方向のコミュニケーションを取ることも可能です。
おわりに
海外では、既存顧客へのノウハウ提供やリード育成を目的に多くの企業でウェビナーが実施されています。国内では、実際に会場を借りてセミナーを開催することが多いですが、今後ウェビナーという手法にも注目が集まっていくのではないかと考えています。
時間や場所の制約を受けにくく、効率的に多くの人へ情報を届けることができるウェビナー。 本記事をきっかけに、ウェブ上でのセミナー開催を検討してみてはいかがでしょうか。