発信した側の通話料が無料になるフリーダイヤル/フリーコール番号といえば 0120 ですが、現在その代役となる 0800 が注目されています。
誰もが知っている 0120 番号に潜む課題
まず 0800 が普及し始めている背景についてご説明します。0120 番号の特徴として、0120-xxx-xxxとその後が6桁の番号で構成されています。この場合、0120番号の上限は 10 の 6乗 = 100万 となります。たくさんあるように見えますが、現在枯渇し始めている状況です。特に 0120 番号を導入するのであれば、キリのいい番号にしたいと誰もが思うもの。これらのキリ番の0120番号はプレミア化しつつあり、高額で取引されています。
今から 0120 番号を欲しいと思った場合、キリ番のために高額を支払って獲得するか、0120-9~ で始まるような番号を使うしかありません。自由に使える 0120 番号が現在もなおますます減っており、0120番号の枯渇問題が発生しています。そのため、事業社が簡単に 0120 を取得・破棄できるような環境ではなくなりつつあります。
新しく登場した 0800 番号の特徴
0120 の課題を解決するために、0800番号が登場しました。 0800-xxx-xxxx と７桁で構成されています。そのため 1000万通りの番号となり、0120のような枯渇の心配はほとんどありません。0120 が 0800 になっただけで、仕組みは変わりません。同じフリーダイヤル/フリーコールとして窓口に設置することができます。
0120よりも知名度が低いということがありますが、今なら0800であれば簡単にキリ番を取得することができます。お客様に覚えてもらいたい番号を手軽に取得・破棄できるのが 0800 の魅力です。また、0800 は有名企業のサポート窓口として設置されるなど、今後ますますの発展が見込まれます。携帯電話が 090 や 070 などがあるように、フリーダイヤル/フリーコールも 0120 と 0800 があるような形となっていくでしょう。
ほとんどの企業では、0800 が発信料無料であることを明記してあります。まだ認知度の低い0800であるため、0800の番号を設ける場合は0800だけでなく、"通話発信料は無料です"という表記が必要です。これは時間が経つにつれて 0800も0120と同じだという認識が世間に広まっていくでしょう。
有名企業の 0800 サポート番号の事例
大企業でも 0800 番号の設置は増えてきています。 トヨタ、ソフトバンク、楽天、ASUS、Airbnb などの馴染みの深い企業であったり、新しく出てきたスタートアップでも導入されています。
テレビ番組や広告などで掲載する場合は、より簡単に覚えていただくために 0120 を設けるケースが多いですが、カスタマーサポートとしての電話窓口では 0800 として用意するケースが多くなってくるでしょう。0800 で"発信無料"と記載することで、「お客様がいつでも気軽に問い合わせできるように、発信無料の番号を設けていますよ」という意思表示をすることができるのです。
カスタマーサポート窓口としての 0800番号をぜひ検討してみてください。
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