メール配信サービスとして世界中で使われている「SendGrid」。最近、メールの配信フォームの入力画面がリニューアルされ、今まで以上にメールの作成が便利になりました。本記事ではリニューアルされた「SendGrid」を筆者が解説します。
テンプレートが美しい
リニューアルに伴い、メールのデザインテンプレートも新しくなりました。以前のテンプレートは使うには少し古いテイストでしたが、今回のテンプレートは一味違います。
例えば、上記のNURTURE ORANGEのテンプレートですが、オレンジとグレーの配色が美しく、構成もシンプルにまとまっています。その他のテンプレートも、以前よりシンプルなものが多くなった印象です。
コードが見やすい。
実際のデザインとコードの切替ボタンが目立つ位置に配置されています。
コードモードは以前はブロックごとの表示だったのですが、新しいデザインでは一括での表示に切り替わりました。コードエディタのsublime textのような見た目になっており、htmlが書ける人にとっては、親しみやすく入力もしやすくなったのではないでしょうか。
入力に無駄がない。
以前も入力画面は迷わず使えるものでしたが、送信するまでに複数のページ遷移がありました。
新しくなったデザインではページ遷移が減り、テスト送信も本送信もその場ですることができます。
左に各設定をまとめ、上部にはテキストの大きさや色などを変更できるような画面構成となっています。様々な機能をユーザーが理解しやすい形にまとめてあり、より直感的なツールになりました。
誰がクリックしたか分かる。
今回のリニューアルで得られたメリットとして、「html内のリンクをクリックした人が分かるようになった点」が非常に大きいです。以前も何人に送って何人がクリックしたという情報は表示されたのですが、デフォルトでは”誰がクリックしたか”までは分かりませんでした。これは送信者にとって、具体的にどの人が反応したかがわかるため、その後のアクションを決めるためにも非常に有益な情報になるでしょう。
また、送信したメールがどの程度の方に届いたのかは前回同様グラフで表示されるのですが、今回から左右に伸びるゲージのような形になりました。
これによって、メールごとの開封率の比較が上下で比較でき、圧倒的に見やすくなりました。
まとめ
SendGridを利用して、マーケティングメールやサポートメールを一斉に大量送信することもあるでしょう。その際、開封率を高めるためにも、メールのクオリティを高めなくてはなりません。 今回、SendGridがリニューアルされたことによって、より感覚的にデザインすることができるようになり、これまで以上に良いツールになったと実感しました。特にメールを頻繁に作成する人にとっては、ツールの使いやすさは仕事の効率化という観点からとても重要です。
無料から利用することもできる便利なツールですので、本記事をきっかけに是非一度使ってみてはいかがでしょうか?