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電話応対力向上に役立つ検定制度!「もしもし検定」とは?

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現在でも電話はビジネスにおける主要なコミュニケーションツールです。本記事では、電話を活用したコミュニケーションの質を向上させるのに役立つ検定制度、「もしもし検定」についてご紹介します。

もしもし検定とは?

「電話応対技能検定(通称:もしもし検定)」は、2009年に公益財団法人日本電信電話ユーザ協会がスタートした検定制度です。この検定制度は、お客様に喜ばれるビジネス電話応対の実現や即戦力になり得る社内の指導者の育成を目的としています。

検定試験への申し込みは、各都道府県に設けられた検定実施機関に申し込むことで、受講が可能なようです。

電話応対技能検定の実施機関一覧はこちら↓ www.jtua.or.jp

検定受験者数が多い企業として、損保ジャパン日本興亜保険サービス株式会社やパナソニック株式会社の名前もあり、電話応対の実践的な教育に役立っているのでしょう。 体系的に電話応対について知識を深め、スキルアップを図りたい場合には受講を考えてみるのもいいかもしれません。

級別資格

段階は、4級(入門級)から始まり、指導者級(S級)まで5段階に分かれています。段階的に電話応対に関する知識・能力を身につけることができます。

【4級(入門級)】

ビジネス電話に必要なコミュニケーションの“基礎知識”を有する。検定料1,000円(税別)

【3級(初級)】

ビジネス電話を行うためのコミュニケーションの“基礎能力”を有する。検定料5,000円(税別)

【2級(中級)】

ビジネス電話を行うためのコミュニケーションの“応用能力”を有する。検定料6,000円(税別)

【1級(上級)】

ビジネス電話を行うための社内の指導者として高度な“実践能力”および“指導能力”を有する。検定料7,000円(税別)

【指導者級(S級)】

電話応対に関する高度な知識、技能を有し、本検定の実施にあたっては、指導官や試験官などの役割を果たす 。検定料 10,000円(税別)

特徴

「もしもし検定」は、単に電話応対に関する知識や能力だけを検定する制度ではないようです。「もしもし検定」の根幹となる精神に、「お客さまに満足される愛のある電話応対のために、社会人として知っておきたいことをカリキュラムに含める」というものがあるため、ビジネスマナーや一般常識も試験には出題されるようです。そのため、電話応対のスキルアップに役立つのはもちろん、あらゆるビジネスシーンで役立つ知識を得られる検定制度といえるでしょう。 コールセンターの新人オペレーター研修だけでなく、一般企業の新入社員研修としても役立ちそうな制度です。

まとめ

今回は、2009年に公益財団法人日本電信電話ユーザ協会がスタートさせた検定制度「電話応対技能検定(通称:もしもし検定)」についてご紹介しました。 電話応対スキルについて客観的に能力を測る制度というのはあまりないように思います。そのため、こうした制度を活用し、段階的に級を上げていくことで、スタッフのモチベーションUPに役立てるのもいいでしょう。また、級が段階的に上がっていくことでスタッフの自信も深まっていき、より良い電話応対が実現しやすくなるかもしれません。

メールやチャットで顧客とコミュニケーションを取ることも増えてきましたが、電話でコミュニケーションを取ることもまだまだ多いです。電話口でのスタッフの印象が悪ければ、企業の印象も悪くなってしまいます。 そういった事態を防ぐためにも、もしもし検定のような制度を活用してみるのもいいでしょう。