顧客情報を適切に管理できるようになれば、顧客体験を改善しやすくなります。本記事では、顧客情報の管理に役立つ CRM ツール「Pipedrive(パイプドライブ)」についてご紹介します。
Pipedrive とは?
Pipedrive は、営業目線で開発された CRMで、直感的に使えるシンプルさやデータ統合のしやすさが特徴です。 2010年にエストニアで創業され、179か国、95,000社以上の導入実績があります。評価額は15億ドルを超えており、ユニコーン企業の地位を築いています。
日本国内では、株式会社Mer がマスターパートナーとして、プロダクトの販売・請求業務・パートナー展開を行っています。
主な機能
1. 顧客管理
顧客の氏名や連絡先といった基本情報はもちろん、メール・電話の対応履歴、商談履歴といったアクティビティをタイムライン形式で一元管理できます。 また、今後のアクティビティをスケジュール化する機能もあるため、フォローアップを忘れてしまう心配もないでしょう。 外部ツールからの顧客情報のインポートにも対応しています。
2. パイプライン
顧客との取引・金額・成立の可能性などを追加して、ステージごとに管理できます。自社のプロセスに応じて、ステージ名を追加、編集することも可能です。進展があれば、ドラッグ&ドロップで次のステージに移します。 進捗状況を可視化できれば、対応漏れが起きにくい仕組みを作れるでしょう。
3. 分析
メール・デモ・通話などのアクティビティ数を集計、分析できます。その他、取引件数や取引金額、失注理由のレポートを作成することもできるため、営業の現場でも大いに役立つでしょう。重要なKPIを1か所にまとめて管理することで、状況の把握がスムーズになります。
料金
月払い・年払いを選択できます。月払いの場合、エッセンシャルプランで一人あたり $15 となっており、低価格帯の CRM といえるでしょう。 また、14日間の無料トライアルも提供されています。トライアルプランでは、チームメンバーを何人でも招待可能です。
まとめ
今回は、CRMツール「Pipedrive」をご紹介しました。
「シンプル」という開発哲学を持っているということで、実際にトライアルプランを利用してみると、直感的で使いやすい印象を受けました。 また、オールインワンの CRM というより、GmailやSlack、Trelloといった外部ツールと柔軟に連携ができるようになっており、ニーズごとにそれぞれ最適な製品と連携して利用する CRM だと感じました。
日本国内での認知度はこれから上がっていくものと思いますが、スプレッドシードでの顧客管理から脱却したい企業や、対応履歴を一元管理していきたい企業は、CRM を検討する際に一つの選択肢に入れてみてもいいかもしれません。
今後も「SUPPORT TIMES」では、カスタマーサクセス/カスタマーサポートに役立つツールを紹介していきます。
※本記事は2021年8月26日時点の情報を元に執筆しています。